福山雅治クイズ

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Q.脚本家・黒岩勉は「ラストマン」主人公・皆実広見を、どんなリーダーにしたかったか?

 


Q.脚本家・黒岩勉氏は「ラストマン」福山雅治さんが演じる皆実広見氏を、どんなリーダーにしたかったか?

 

正解は

 

 

 

 

「フラットな目線を持ち、周囲の力を最大限に引き出せるリーダー」でした。

 

脚本家・黒岩さんを知ってる方は多いと思いますが、軽く説明します。黒岩勉氏は、数々の有名な作品に関わっていますがTBSドラマ「ラストマン」が放送された日曜劇場の枠でいうと、『グランメゾン東京』、『TOKYO MER~走る救急救命室~』、『マイファミリー』などの脚本を手掛けています。

 

そしてアニメの脚本をしていて、なんと2022年に大ヒットした映画『ONE PIECE FILM RED』の脚本をした方が黒岩さんです。

 

話は「ラストマン」に戻します。黒岩氏が脚本を書くときに意識してることがあります。それは、、、

 

「物語を書く時は、いつも僕が見たいものを意識しています。だから、『TOKYO MER~走る救急救命室~』喜多見にしても皆実にしても僕が今見たいリーダー像であることが大前提。と言っても、僕だけが見たいものを作っても仕方ない。大事なことは、今の世の中が求めているものとどうマッチングさせるか。そういう意味でもトップダウン型のリーダーはもはや時代遅れ。フラットな目線を持ち、周囲の力を最大限に引き出せる人こそが、今強いリーダーだと僕も思ってるし、きっと世の中全体もそう感じてるのではないでしょうか」

SWITCH Vol.41」より引用

 

このような脚本の想いがあるからこそ、「ラストマン」の主人公・福山雅治さんが演じる皆実広見氏は、助けを求めながらもリーダーシップを発揮するように描かれています。

 

黒岩勉氏は、『TOKYO MER』と『マイファミリー』の成功によって、情報量の多い過密な物語が二転三転していく「クライムサスペンス」という新しい風を日曜劇場に吹き込んだ人です。

 

クライムサスペンスとは様々な ”犯罪” や “事件” を扱ったスリリングな展開の作品を意味しています。

 

一般的に物語は「起承転結」によって展開していきますが、黒岩作品には「起承転転結」と言っていいほど、中盤から後半にかけて、もう一度、物語が大きく展開する予測不能のワクワク感と、視聴後に沸き起こるスッキリとした満足感があります。

 

福山雅治さんは、黒岩作品の「起承転転結」なストーリーを【構成美】と表現してます。福山雅治さんは、黒岩氏と「福のラジオ」で対談していて、黒岩さんの【構成美】は、どのようにして育まれたか?を聞いていました。

 

黒岩さんは、大学時代に賞金が貰える論文にハマっていたそうです。そこで構成を学べたかもしれないと言ってました。賞金が貰える論文に活用したのが4部構成。

 

4部構成とは、問題提起→意見提示→論拠提示→結論の順に論文を書いていく手法です。

 

■問題提起
与えられた設問に対して問題点を見つけ出し、論文のテーマと結論を決める。

 

■意見提示
決めたテーマに対する自分の意見を述べる。

 

■論拠提示
自分の意見を掘り下げ、自分の意見を証明するための体験談や客観的な事実、データを提示し、論理を展開していく。

 

■結論
もう一度自分の意見と結論を述べて、締めくくる。

明光プラス」より引用

 

黒岩氏は4部構成の論文をたくさん書いていたことが、のちの脚本ヒットメーカーになったのかもしれません。

 

話は変わりますが、脚本ヒットメーカー・黒岩氏は、どのようにして脚本家になったのでしょうか?

 

幼少期は、学校から帰ってきたら、その時間に放送していた映画を観ていました。その中で印象に残っている映画が『星になった少年』(1977年公開のイタリア映画)でした。2005年の柳楽優弥さんが主演の「星になった少年」ではないので、あしからず。

 

そういう色々なものを観て映画監督になりたい!という思いが芽生えました。そして、大学卒業の就職活動時期に、映画やテレビ関連の会社をたくさん受けました。しかし、惨敗してしまったのです。

 

映画やテレビ関連の会社に、ことごとく落ちていた黒岩氏に、救いの手がありました。それは映画がテレビ関連とは少し違うけど、、、

 

ニッポン放送ラジオの放送作家】でした。

 

ラジオの放送作家をしていた頃は、2000年。ちょうど、福山雅治さんの「桜坂」が大ヒットしていた時でした。その頃の福山雅治さんは「魂のラジオ」をしてました。たまたま、魂ラジの原稿を見る機会があった黒岩氏。魂ラジの原稿の面白さに衝撃を受けたそうです。

 

話が脱線しましたね。黒岩氏は社会人の始めは放送作家をしていました。しかし、35歳の頃に「自分はこのままで良いのか?」と自問自答したのです。そして、脚本家になろうと決めたのでした。その頃、黒岩氏には、小さい子供がいたし、放送作家は、割りかし給料が良かったのです。

 

それにも関わらず、夢に直進できた黒岩氏は凄いと思うし、黒岩氏の奥さんも素敵ですよね。だって、ドリームキラーにならなかったからです。そんな黒岩ファミリーの決断が功を奏したのか、、、

 

08年、「パーフェクトゲーム」で第20回フジテレビヤングシナリオ大賞佳作を受賞。09年、同局「世にも奇妙な物語」秋の特別編の一遍「自殺者リサイクル法」で脚本家デビューを果たした。同年、すぐに同局連続ドラマ「LIAR GAME Season2」に抜擢され、その後は「謎解きはディナーのあとで」「ようこそ、わが家へ」「貴族探偵」「モンテ・クリスト伯―華麗なる復讐―」、TBS「グランメゾン東京」「危険なビーナス」「マイファミリー」、劇場アニメ「ONE PIECE FILM RED」などを担当。17年、関西テレビ制作の連ドラ「僕のヤバイ妻」は第5回市川森一脚本賞に輝き、サスペンス・ミステリーの名手となっている。

スポニチ」HPより引用

 

以上が「ラストマン」脚本家・黒岩勉氏の話でした。

 

引用以外に参考にしたサイト↓

 

realsound.jp

www.onepiece-film.jp

plus.paravi.jp